経営者にはリーダーシップが必要…
とよく言われますよね。
とはいえ、
「どうやって高めていけば良いのか分からない」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
今日は「リーダーシップを高める方法」について整理します。
リーダーシップという言葉を具体化すると、私は次の3つだと考えます。
- 意思決定をすること
- 説明責任を果たすこと
- 心理的な安全性を担保し、部下が発言しやすい環境をつくること
もちろん人によっては別の解釈もあると思います。
それはそれで問題ありません。
どのような解釈であっても、
高めていく方法そのものは共通しています。
リーダーシップを高めていくステップ
リーダーシップの向上も、実はスキル習得と同じ考え方が役に立ちます。
ここでは「意思決定」を例に考えてみます。
できないことを自覚していない状態
まず1つ目は、できないことを自覚していない状態です。
「自分は意思決定ができない」
「意思決定が遅い」
そのこと自体を自覚していない状況です。
この段階を抜けるためには、
「自分は意思決定ができない」
「意思決定が遅い」
といった短所を、まず見つける必要があります。
できないことを自覚している状態
2つ目は、できないことを自覚している状態です。
自分は意思決定ができない、あるいは遅いと気づいたら、
その原因がどこにあるのかを考えます。
たとえば、
「Aという施策にGOを出したあと、
業績や資金繰りに悪影響が出たらと思うと、決断できない」
という恐怖が原因だとします。
その場合は例えば、
- 施策を提案する人に、想定リスクも明確にしてもらう
- 財務担当が事前チェックする
といった仕組みを考えることができます。
もしこういった対策が思い浮かばなければ、
生成AIに聞いてみるのも一つの方法です。
少しずつ微調整していけば、
どこかで自分にフィットする方法が見つかるはずです。
できることを自覚しているが、実行できていない状態
3つ目は、できることを自覚しているが、実行できていない状態です。
方法は分かっていても、
仕組みづくりが面倒で、
日々の業務に流されてしまう…
という状態なのかもしれません。
その場合、
「自分は重要だけれど急ぎではないことを後回しにする」
という、新たな短所が見つかることもあります。
そうしたら、その短所を克服する方法を学び、実践していきましょう。
できることを自覚していない状態
4つ目は、できることを自覚していない状態です。
仕組みが整い、学びを進めることで意思決定がスムーズに行えるようになると、
それが当たり前になります。
つまり、意思決定が習慣化された状態です。
短所を見つける簡単なゲーム
ここまでを整理すると、
リーダーシップ向上のポイントはとてもシンプルです。
それは、
自分の短所がどこにあるのかを認めること。
そのために、気軽に取り組める方法の一つが
「フィードフォワードゲーム」です。
概要は下記のとおりです。
- 毎週、フィードフォワードの対象者を1〜2名選びます
- 対象者はいったん会議室から退出します
- 残った全員が、対象者に対して
― 長所を2つ
― 改善すべき点を2つ
を、付箋・ホワイトボード・共有ファイルなどに書き出します - 議事録担当者が、それらを匿名形式でまとめます
- 内容を紙に印刷し、対象者を会議室に戻します
- 対象者に、皆からの長所と改善点を伝えます
- 結果の紙を対象者に渡し、握手をして成長を応援します
- 会議後、対象者が上司やコーチと話し、リーダーシップ改善計画を立てます
短所を認めることは、他者評価を高める
最後に、少しだけ大切な話を。
世の中に100%完璧な存在がいるとすれば、
それは神様だけでしょう。
私たちは人間ですから、必ず短所があります。
短所を認めたからといって、
他人から低く評価されることはありません。
むしろ、短所を認め、改善しようとする人は、
周囲から高く評価されます。
反対に、短所を認めない、
あるいは認めても改善しようとしない人だけが、
結果として周囲から低く評価されてしまいます。
リーダーシップの改善は、
まず自分の短所を見つけることから始まります。
ぜひ、リーダーシップの3つの要素、
意思決定・説明責任・心理的安全性。
このどこに自分の弱さがあるのかを、
一度立ち止まって考えてみてください。
それが、リーダーシップを高める第一歩になります。
